オヤジの散歩-東京・雑司ヶ谷から-

豊島区雑司が谷周辺、近郊へ散歩、関東へもっと遠くへ。他はパソコンでの学習、ゲームなどのweblog。

タバコの歴史の学習

2008.07.05 Saturday | 本・学習

また、本を読んでいる。今度はタバコ関係である。
私は、喫煙者であり、今や悪習を持つ野蛮人なのかも知れない。で、これは野蛮人なりにタバコのお勉強をしないといけません。と日本語圏をGoogleったが、余り魅力的なコンテンツは無い。ここでオンゲーだと即、英語圏をGoogleうのだが、今回は脈絡の辿り方を変更。まずはその歴史から書籍で学習しましょうと、「タバコの歴史/上野 堅実/大修館書店/3,200円」を購入し、読み出した。

・野蛮で不快極まりない習慣
この本の著者は、たばこ養護派だろうが、たばこの歴史が良く記されている。たばこは、元々ラテンアメリカの先住民の習慣であり、新大陸発見によってヨーロッパなどに、たばこが広がっている。たばこについては、歴史の中で評価と誹謗が繰り返されており、これほど危うい物品は無いかも知れない。
ヨーロッパにタバコが広まったのは、それが万能薬であり、ペストにも効くと言う、とんでもない過大評価のためだったようだ。そのような評価の一方で、貴族、聖職者、医師などの知識階級は、ラテンアメリカの先住民の習慣に、強い拒否反応を示していた。 
この本の中で、イングランド王のジェームズ一世は、1603年に匿名で「たばこに対する一撃」で、「・・・この野蛮で不信心で奴隷にこそふさわしいインデアンの粗野で汚らわしい風習、特に不快極まりない悪臭を放つ習慣・・・(上記「タバコの歴史」より引用)」と言われているが、これは根本にアメリカ先住民の方々に対しての、蔑視があることが気にかかるのは、私だけだろうか?
そう言えば、「一度も植民地になったことがない日本/講談社」でも解ったが、日本は、黄色人種国家であり、希少な植民地にならなかった国でもあるが、大航海時代に、先住民を虐殺、文化を破壊し、征服して、飛躍的に自国の経済を潤わしたヨーロッパ、特にスペインなどこそ、野蛮で不快極まりない悪習の持ち主ではなかったのか?相手をさげすむだけで無く、そこから、資産を剥奪する姿勢には、むしろ呆れますよ〜、野蛮なのは誰?と言いたい。(まぁ、日本語で書いているので、欧州からのサーバ攻撃は無いと思うけど。)この辺りは、「コロンブス―聖者か、破壊者か/創元社」で、まだ読んでいないが、学習出来るようだ。

・たばこは財政物資
たばこは、このような歴史からも野蛮な物品であろうが、一方で見逃せないのは、国家の財政を賄う重要な物品という面だろう。新大陸発見とともにヨーロッパ諸国は、植民地を作り上げ、たばこはその財政物資として重要なものだったようだ。たばこが国の重要財政物資ということは、その後、現在までそうであり、それはわが国でも同様で、欧米に追随している。
北海道新聞社のWeb「世界のたばこ事情」で、「財政物資」などについて、記されいるのは興味深い。

・現代のたばこ環境
他には、「現代たばこ戦争/伊佐山芳郎/岩波新書/777円」を読み出したが、この著者は、たばこ反対派だが、国と巨大タバコ多国籍企業、フィリップモリスなどの世界規模の営業戦略の問題と、たばこが人体にいかに悪いかを明示している。インターネット関連だけでなく、たばこもグローバル経済下にあるのだ。
ともかく、私などは、戦後の経済成長とともに成長した世代だが、経済の成長と専売公社という、たばこ供給環境の中で、無知な時間を過ごして来たと反省する。遅いながらも学習し、新自由主義、グローバリズムとなっている現在。自分なりの考えを、再構成しなければならないだろう。

下の写真は、「タバコの歴史/上野堅実著/大修館書店/3,200円」

タバコの歴史

author : Takao | comments (2) | trackbacks (0)