日本、特に東京で家を建てるのは難しい。
難問が多すぎ、
本質的なことが見えにくい。

photo/H.Takao


家の新築は、自分の意識の再構築?
う〜ん、ボロ屋をついに壊してしまった。壊して新しい家を建てる選択が100%良いとは思えない。むしろ、壊さないで使い続けることが理想的かもしれない。子供のころ回りの大人から、「ものを大切に」とよく教えられたが、あの教えは現在でも正しいと思う。そんな大切なことが守れなかったという悔いが残る。
守れなかった自分は今後どうしたらよいのか?ここで試行錯誤しているが、なかなか良い答えは見つからない。
だが、私個人の視点から見ると、家を建て直すということは、自分の生活環境を変えていくことが必要と思っているのだ。つまり、自分の意識の再構築が必要と思えるから、住環境である家を建て直すと考えたほうが自然である。自分の意識の変革なしに家を建て直してはならない。
しかし、どうも日本国に生活していてこんな発想は育たない。周囲の人々の協力の上に家が建つし、土地、資金、法律といった現実に意識を吸収される。そして一般の価値観は違うところにある。今回、家を建てはじめて「ものを大切にしない人」というご批判をまだ受けたことがない。
住んでいる家を自ら壊すことは、家との関係を壊すことでもある。だから、簡単に壊してはいけないはずだ。ただ「自分の意識の変換がどうしても必要」と思うなら壊して、次に進むしかないのだ。



材木を組んだ構造がよくわかる。これも美しいものだ。
しかし、ボードに覆われ完成時にはほとんど見えなくなる。










新築の家は 鈴木喜一建築計画工房そして、佐藤棟梁に
よって建築されているが、やはりお願いして良かった。
鈴木喜一氏はじめ皆さんの意識がプラスになります。




このページ制作にあたって21997.8.7

この夏、また某美大通信教育のスクーリングに出かけているが、
なにも絵画、彫刻だけが自己表現、自己確認の方法ではない。
自分の住む「家」との関係を考えて行くことが自己確認になる。
高尾 洋。


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